【体験談】突発性難聴になって学んだ”初期対応の大切さ”
突発性難聴とは、ある日突然耳が聞こえにくくなる原因不明の病気で、早期治療がとても大切だとされています。
今回は、私が学生時代に突発性難聴を経験したときの出来事や、そのときの心境、そこから得た教訓についてお話しします。
同じような症状で「もしかして…」と不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。
発症の経緯ときっかけ
突発性難聴を発症したのは、大学1年の夏のことでした。
ある朝、目を覚ますと、左耳に違和感を覚えました。耳が詰まっているような感覚と、「キーン」という高い音がずっと鳴り続けていたのです。最初は「なんか変だな」と思いつつも、「そのうち治るだろう」とあまり気にせず、講義へと向かいました。
ところが、昼を過ぎても症状はまったく治まらず、少し不安になった私は、母と電話で話す機会があったので、今の状況を伝えてみました。
すると、「今日中に耳鼻科に行きなさい」と強めに言われました。
「ちょっと大げさじゃない?」と思いながらも、夕方になっても症状に変化がなかったため、近所の耳鼻科を受診。
そこで「突発性難聴の可能性がある」「入院が必要になるかもしれない」と説明を受け、翌日すぐに総合病院での診察を勧められました。
最初は「寝不足や疲れのせいかな」と軽く考えていた私でしたが、この頃には、「このまま耳が聞こえなくなったらどうしよう」という恐怖が、じわじわと大きくなり始めていました。
2. 診断と入院治療
翌日、総合病院を受診すると、「発症から48時間以内の治療が最も効果的です」と説明され、そのまま即日入院することに。こうして、2週間の入院生活が始まりました。
大学も休まざるを得なくなりましたが、その手続きや必要な対応は、他県から駆けつけてくれた母がすべて引き受けてくれました。本当にありがたかったです。
治療では、ステロイド剤の点滴と内服薬が中心でした。また、「ストレスを避けて、しっかり休養をとるように」とのことで、基本的に安静第一の毎日。
もちろん個室ではなく、4人部屋。人の気配を常に感じながら、特にやることもなく、シャワーも浴びられず…。ただぼーっと過ごすしかない、そんな日々が続きました。

3. 入院中の経過と退院後の生活
記憶は少し曖昧ですが、治療を始めて数日が経つ頃には、耳鳴りが徐々にやわらぎ、音の聞こえ方も少しずつ回復していったと覚えています。
2週間の入院を終える頃には、聴力もかなり改善していて、そのまま退院することができました。退院後は追加の治療や通院もなく、無事に日常生活へ戻ることができました。
4. まとめ
今回の経験を通して、「体が発する小さなサインを見逃さないこと」の大切さを強く感じました。
早めに動き、適切な治療を受けること――それが回復へのカギになるということを、身をもって知ることができたと思います。
「きっと大丈夫」と思い込まず、自分の体にしっかり目を向けること。それが、自分自身を守るための第一歩なのだと気づかされました。
突発性難聴は、誰にでも突然起こりうる病気です。私の体験からひとつ言えるのは、少しでも「おかしいな」と感じたら、迷わず早めに病院を受診してほしいということ。
忙しい日々の中でも、自分の体の声に耳を傾け、健康を最優先に考えるきっかけになれば嬉しいです。
